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社員インタビュー

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大人の階段

2017-01-19
こんにちは、カスタマーセンターの小嶺と申します。
 
今回長崎の文化を体験することができましたので、ご紹介させていただきます。
 
芸子さんのいる料亭で卓袱料理 です。
 
長崎丸山はかつて江戸吉原・京都島原と並び、三大花街の一つだったそうです。
映画『長崎ぶらぶら節』で、吉永小百合さんが丸山芸者愛八さんを演じたことは、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
 
しかし、私のような一般庶民では、遠くから眺める存在。
今回ご縁があって参加した新年会でご一緒させていただき、もうそれだけで大興奮です。
 
料亭でいただいたお食事が、これまた長崎の文化、卓袱料理です。
 
いわゆるコース料理として次々と出されるため、定められた順番があり、卓袱では必ず最初に女将の「尾ひれをどうぞ」という挨拶で、尾鰭と呼ばれる鯛の吸い物をいただくことから始まります。(尾ひれには今回あなたのために鯛を一匹使いましたという意味があるそうです)
もっとも、今回参加した新年会は1月7日の松の内だったため、若女将の「お雑煮をどうぞ」というご挨拶とともに、尾鰭がお雑煮に変わっているという、その日ならではの計らいから始まりました。
 
お雑煮を頂いた後に、乾杯の音頭です。
(以前、尾ひれより先に乾杯しようとした人が、女将に窘められている姿を見たことがあります。順番大事。)
 
次々にお料理やお酒が運ばれる中、芸子さんによる祝舞が披露されます。
同性から見ても惚れ惚れする柔らかな仕草、松の内のため黒留袖をお召しのお姿、すべてがお美しい…美人を眺めながら飲むお酒は何とも至福。お料理もすすみます。
 
何より芸子さんに感心することは、お酒の場に程よくちょっと大人の雰囲気、上手にその場のみんなを楽しませる話芸。大の大人が男女ともに芸子さんに導かれるまま「芸者遊び」に興じていました。(諸般の事情で写真をお見せできないのが残念です)
 
卓袱料理の最後の方でご飯やお味噌汁が出されるのですが、1月7日でしたので、ご飯が七草粥に変更されていました。諸所にちりばめられた季節感の演出こそ最高のごちそうです。
コース最後に梅椀(おしるこ)を頂いて、本日の宴席は終了。
 
芸子さんによる送り三味線で料亭を後にしました。
 
新年早々奮発してしまいましたがそれに見合った、いえ、それ以上の貴重な体験で、またひとつ、大人の階段を上ってしまいました。
尾ひれ代わりのお雑煮
お美しい芸子さんのお姿
ごちそうの数々
長崎名物ハトシ
ごちそうの数々
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